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CHAGE&ASKAの作曲エピソードをライナーノーツで振り返る

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三度の飯よりCHAGE&ASKAが大好きな@おきです。

僕としたことが知らなかった!なんてことだ!

と、言いたくなる素敵なコンテンツを発見してしまいました。CHAGE&ASKAの全曲にまつわるライナーノーツがオフィシャルサイトに掲載されていました。もっと早く知りたかった!

ライナーノーツとは

その前に、ライナーノーツって何?という方へご説明(というか引用)しておきますと

ライナーノーツ(liner notes)とは

音楽レコードや音楽CDのジャケットに付属している冊子等に書かれる解説文をいう。通常はアーティスト本人ではなく音楽ライターやレコーディング関係者などによって執筆される。転じて、それらが記載された冊子自体を指す場合もある。(wikipediaより)

あんな曲やこんな曲にまつわる作曲エピソードが残っているんです。いつからあったんだろ、ずっと昔からあったのかな、気付かなかった…苦笑。

ステージネームであるチャゲ&飛鳥は、その後CHAGE&ASUKAとなり、でも「U」の音は海外で発音されると変なイントネーションになる(アスゥカみたいな)ってことでCHAGE&ASKAになった。そのエピソードは知ってるんですよ、はい。

CHAGE&ASKAの曲のライナーノーツ

今回はCHAGE&ASKAが好きな方ならきっと知っている曲(知らない方はぜひ知ってほしい曲)をピックアップしてみました。年代的に偏りがありますが、そこは完全に個人的な好みということで。というか多すぎて選びきれないな…

これら以外の曲に関するライナーノーツもオフィシャルサイトにて掲載されています。オフィシャルサイトの「Discography」から各シングルやアルバムの個別の曲まで進むと1つ1つの曲に関するライナーノーツが掲載されています。詳細をご覧になりたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

BIG TREE

1991年の発表曲。作詞 / 作曲:ASKA、編曲:ASKA / 澤近泰輔

この曲を始めて聴いたのは当時のTV番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」でウンナンの二人がCHAGE&ASKAのモノマネをするコーナーだったような気がします。子供心にカッコイイと思った記憶があります。今思えばそれはモノマネなので本家ではなかったわけですけどね(苦笑)

とにかく曲の壮大さが半端ではなく、聴くだけで力強く背中を押されるようなパワーをもらえる。そんな力がある曲です。

誰の心にも実らせていくものがある。そして消えていくものがある。この、人の心の中に根ざしたものを表現したくて、それが“木”という風景になって生まれました。果たせない苦しみやせつなさを詞に託し、共感を得て大きくしていった曲はありましたが、大きく構えて言い切った曲というのはおそらく初めてだと思います。制作の過程でアルバムの核となるように意識して進行していきました。

-1991年 Music City 11月号より-

BIG TREE(YouTubeより)

クルミを割れた日

1991年の発表曲。作詞 / 作曲:ASKA、編曲:十川ともじ

初めて聴いた時はまだ小学生ぐらいのときだったと思います。クルミってそもそも何?というときからメロディが好きでずっと聴いていました。

序盤の静かな始まりから、中盤から終盤(大サビ)にかけて一気に盛り上がっていくところが最高です。

正式に言えば、“クルミを割ることのできた日”というタイトルの歌です。 子どもから大人へ成長するときって、あらゆるステップを経ていくと思うんだけど、子どもなりに大人と対等にものごとができたことの自信こそが、大きな糧になると思うんです。そしてその自信を思い出しながら、つなげながら生きていく。大人になった今でも,誰だってなにかを探るときは,なにかをやりとげたときの一瞬を、心のどこかで覚えているはずだし…。実際、固い殻のクルミを割って親父たちの顔を見上げたあの日の情景を思い描きながら、人が生きていく過程を表現したつもりです。

-1991年 Music City 11月号より-

君はなにも知らないまま

1993年の発表曲。作詞:青木せい子、作曲:CHAGE、編曲:村上啓介

こちらはCHAGE主体の曲。CHAGEはロックポップスの曲が比較的多いのですが、そんな中で珍しいバラードです。終盤にサビを繰り返しながらフェードアウトするところがお気に入りです。

ASKAとも違うCHAGEならではの世界観があります。裏でコーラスをするASKAもまた曲の雰囲気を盛り上げてくれています。

C&Aファンの期待を裏切らない純粋でシンプルなバラードを作ってみた。アレンジも派手なものが得意な村上啓介とは思えないくらいシンプル(笑)今回はね、ありがちな題材からどれだけ味を引っぱり出せるかということをメインに考えた。なぜそうしたかというとね、最近思うんだけど人間てよく思い悩むじゃない?これでいいのかな、今のままでいいのかなって。そう思うのって満たされない今への問題提起だったりするんだけど、その場所にいる自分を決して否定しちゃダメなんだ。それを受けとめることからすべては始まるんだから。バラード歌いながら本当に自分が歌いたいのはロックじゃないかって考えるようなことしたってストレスたまるばかりだからね。今あるがままの中で最大限できることに目を向ける。そういうプラスの志向を大切にしたいと思ったんだ。ありがちなものも見方を1つ変えてみただけで、何もかも変わって見えたりすることってあるからね。恋愛なんかでは特にね。(CHAGE)

-『YAH YAH YAH』プレスリリースより-

めぐり逢い

1994年の発表曲。作詞 / 作曲:ASKA、編曲:澤近泰輔

フジテレビのドラマ「妹よ」の主題歌でしたね。優しいメロディが心地よく、エンドレスで聴いていられます。大サビに向かう前の二人のコーラスが最高です!

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最初に『めぐり逢い』という言葉があってそれを広げていったわけではなく、詞を書いているときに偶然出てきた言葉。日本語タイトルと言えば『僕はこの瞳で嘘をつく』とか『なぜに君は帰らない』などのインパクトのある言葉が多かったけど、今回のようになにげない言葉がタイトルになるのは自分でも珍しいと思う。タイトルが象徴しているように、曲も本当にシンプルだと思う。本来、僕は音を厚くするのが好きだからレコーディング中にいろんな音を入れたがるんだけど、今回はとにかく歌で説得することしか考えてなくて音を重ねることをしなかった。イントロもギターのコード進行だけで、あとからボトルネックが入ってくるけれど、あくまでコード感のサポート楽器としてしか使っていない。曲自体も複雑なコードは使っていない。今までいろんなことにトライしてきたけど、今の気分が複雑なコードを受け付けなくなっているのね。そういう意味では、僕の曲作りに新しい展開が忍び寄ってきているのかもしれないって思う。(ASKA)

-1994年 TUG OF C&A 会報11月号より-

めぐり逢い(YouTubeより)

Reason

1990年の発表曲。作詞:澤地隆、作曲:CHAGE、編曲:十川ともじ

こちらもCHAGE主体の曲。いいなCHAGE、やっぱ好きだな。ASKAのバラードも好きなんだけど、CHAGEの声質で聴くバラードはまた一味違う。ASKAが黙って聴くバラードならCHAGEは一緒に歌うバラード。

頭が勝手に左右に揺れて酔いしれたくなる一曲です。

MULTI MAXの活動を終え、身も心も解放された今年の正月に作った曲。なんか体の中にミディアム曲を作りたいという欲求が湧いてきて、1月6日の誕生日に完成させた。

-1990年 Music City 10月号より-

Reason(YouTubeより)

THE TIME

1993年の発表曲。作詞 / 作曲:ASKA、編曲:井上鑑

こういう曲調は他のCHAGE&ASKAの曲にはあまりないと思います。軽快でいて勇気付けられる少し珍しいタイプかなと。

いつ聴いてもノリノリで楽しいそうに歌っている二人が目に浮かびますよね。

人間には「やっててよかった」と思う瞬間と「なんであんなことやってしまったんだろう」と思う瞬間があります。でも結果的にその先にいいことがあると、失敗さえもよかったなと思えることがあります。それは自分が成長しているからこそ思えることなんです。そういう気持ちはずっともっていたいです。失敗しても次に成功したときに「この前の失敗があったからなんだ」と胸を張って言いたいものです。歌の書き出しはアマチュアバンド時代の情景から入っています。土手の上にある7~8人も入れば満杯のほったて小屋。リヤカーに楽器やアンプを乗せてみんなで運んだものです。あの頃の思いを交差させながらこの歌を書きました。(ASKA)

-1993年TUG OF C&A 会報10月号より-

THE TIME(YouTubeより)

まとめ

られない、られない、まとめられない。

こんなわずかな曲に絞り込むのはやっぱり無理だ。しかし思ったのは、大人になってからこのようなライナーノーツを見ることでまた新たな魅力を感じたのは事実。

子供の頃に見ていても特に何も感じられなかったと思う。様々な経験を重ねることで聴き手の心にじんわり伝わる思いがあるのは、さすがCHAGE&ASKAだな。

これからも少しずつ追加していきたいと思います。


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